面白いのに積ん読してしまう人の話。
またも唐突に思いつきのエントリを立ててみたよ。
「面白い!」と思ったのに……
まずは積ん読(積読)について再確認してみる。
買っても机の上などに積んでいるだけで読んでいない本・新聞・雑誌等のこと(はてなより)
そうそう、うちの場合は主に床と本棚ですが、どんどん積まれていくわけですよ。日ごとに成長していく積ん読ブックタワーは天を突きますね。そして床に置いとくと、たいがい自分の足でうっかり引っかけて大惨事ですよ。ついでにコップに入れてあったコーヒーもぶちまけて二次災害ですよ。まさに天の怒りによってバベルの塔が破壊されて大洪水発生。上手いこといったつもりか。
いやまあ、床に本を積んだら自分の行動範囲も狭くなるわけで、ムリな体勢での移動によってブックタワー崩壊の危険性は増していくので全部きれいに自業自得なんだけどね。
それにしても、床にぶちまけられたコーヒーを茶色くなってく雑巾で拭いつつ崩れた本の山を積み直すムナしさ切なさときたら。賽の河原もビックリですよ。
で、ひと言に積ん読といっても、買った本やDVDのなかにもランク付けがあって、「これは絶対読みたい」「面白かったので続編一気に買っちゃったぜ」みたいなA級な積ん読(すぐ消化する可能性が高い積ん読)があるわけですよ。
うちで言うと「バカとテストと召喚獣シリーズ」とか「悪魔のミカタシリーズ」とかね。一巻読んで面白ろいなぁこれは是非揃えたいなあとかってアマゾンに注文したものの、すでに2ヶ月は放置してる。なんかシリーズごとに綺麗に積まれてる。「狼と香辛料」「とらドラ!」までも積んでるのが我ながらビックリです。
「実際に読んでみるとあんまり面白くなかった」とかならまだ話は分かるんだけども。何故か面白いと思った本やらDVDまで積んでしまうよね。という話。面白いんならさっさと読めばいいのにね。
面白いのに積んじゃう理由は。
いろいろあるんだろうけど、一番はコレだと思う。
- いっぺんに買う
アマゾンで注文するとついついまとめて買っちゃう。とくに1500円未満の呪いは恐ろしい。
「あー、1470円か、じゃあもう一冊いっとくかー」みたいなね。アマゾン……恐ろしい子……!
そうやってまとめて届いた本を見ると、なんかそれだけで満足してしまう。これが危険信号。
いっぱい買ったー、わー、ていう気持ちのままなんか読んだような気になるのな。
なまじ面白いだけにシリーズまとめて買ってしまって、最初の数冊を読破しても、そこで休日の時間切れになって、あとは仕事やら学校やらのうちについつい手に取るタイミングを逸してそのまま、とかになりがち。
まとめ買いの誘惑に負けるな。
とりあえず、シリーズものを一気に買うのはやめれ。我慢すれ。
どうしても辛抱たまらん時は2冊までとかにすれ。
「でも、今買っとかないと、急に品切れになって1〜2週間後に発送とか言われるし……」分かる。その気持ちは痛いほど分かる。でも、ほら。考え方をちょっと変えるんだ。逆に考えるんだ。
「二週間くらい待つ方が飢餓感が増して更に楽しめる」「今買った1巻をじっくり楽しむ時間ができる」レッツポジティブシンキングですよ。ムリとか言うな。いや僕もムリだと思うけどあえて言うな。
その日のうちに読み始める。
- 作者: 古市幸雄
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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別に参考書に限った話でもなく、漫画でも小説でも買った日、届いた日っていうのが一番「読みたい欲求」が高まっている日なので、もう届いたらとにかく読む。なんか用事があっても(とくに中止して困らない事なら)中断してでも買ってきた本を読む。そしたらもう、元が「面白いから(面白いと分かってるから)買った本」なんで、一気に読み終わるよ。
この方法で少しくらいは積ん読タワーの建設を食い止めることが出来るんじゃないだろうか。(既に建設済みなタワーは長期戦で)
友達に貸す約束をする。
「○○日に読み終わるから、終わったら貸してあげる」と期日つきで言い切って約束してしまう。
しかしこれは諸刃の剣。
もし読み終わらなかったら、「買った自分が読んでないのに友達の方が先に読む」という誰に負けたんだか分からない敗北感とやるせない感が巻き起こります。
その分、効果はかなりのもの。何が何でも読もうという気になる。
「オレ、この積ん読が終わったら故郷の幼なじみと結婚するんだ」とか死亡フラグが立ってしまう程に積ん読を消化したい方は実行してみてください。
一回だけやって成功したけど、これはそうそう乱発できないぜ(何かここまでやると好きで買った本なのに、目的変わってるし)。