「九女 麗」と「少女 七竈」と鉄の話。

 
 引いて押すという究極の二段構えにより世の鉄お兄ちゃんを相当数増やした九女 麗ですが、確かに鉄はややハードルが高いですね。
 中途半端な知識でもって挑もうとすれば真剣に怒らせてしまうこともありえます。彼女と仲良くなる――前評判通り、その難易度は高いと言わざるを得ません(だからこそ挑みたいわけですが)

 
 さて、突然話が変わりますが麗ショックと時を同じくして、作家の桜庭一樹さんが、「私の男」で直木賞を受賞されました。おめでとうございます。

私の男GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)赤朽葉家の伝説

 既に「GOSICK」「赤朽葉家の伝説」などでたいへん有名な方でしたので、何を今更と思われるかもしれません。
 しかし105系に恋してしまうほどの麗と仲良くなる為、この作品を避けては通れないのです。

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

 はい、少女七竈です。まさに鉄の中の鉄(正確には鉄道模型ですが)である七竈さんに鉄魂の何たるかを学ぼうというわけです。
 七竈は誰もが振り返るほどのうつくしい少女でありながら、異性には全く興味を示さず(ただ一人を除く)、自分の家に鉄道模型を広げてその魅力(ワールド)に想いをはせます。さらに彼女は、うつくしい自分に向けられる男たちの無遠慮な視線に対して、こんなことを思っています。

男たちはわたしの顔を、からだをじろじろと眺めまわす。母から継がれたなにかがしらず流れ出しているのを感じて、わたしは身をすくめる、おとなの男たちからじろじろと眺めまわされるたびにわたしは怒りを感じる。母に。世界に。
男たちなど滅びてしまえ。吹け、滅びの風。

 た、たまらん……! 
 桜庭さんが直木賞を受賞されたほぼ同時期に麗がこれ以上ないほどの二重の極みでもってお兄ちゃん達を破壊した――これは偶然の一致でしょうか。否!! これは天命!! これからはベビプリおよび桜庭効果により鉄ブームが来るという予兆! ベビプリワールド、その広がりに限界を持たず……!!


 というわけで麗さんに早くなじられたりごく希に優しくされたりしたいお兄ちゃんはまず七竈を読むと幸せになれます。そして来たる日に向けて七竈師匠から鉄の魂を学びましょう。
 
 あと何気に、

昨日の日記を見た海晴姉さまからおこられました。

 これを見て海晴姉さまへの恋心がさらに燃え上がった弟くん達が悶えまくっていると確信。
 忙しい日々にあっても妹たちのことを暖かくも厳しく見守る海晴姉さま……年上のオンナは大好きです!(悶えながら)