早く帰ってこぬかのう、な観月。


 つないだ手はすっかり冷たくなっていて、
 こんなになるまで待ってくれていたのかと――


 ということで、寒空の下、ずっと兄を待ってくれていた観月(そのことに対して兄への苦情は一切ナシ)。
 幼児が冬の夕暮れにずっと兄を待っている姿を想像したら、
 可愛いやら興奮じゃやら切ないやらでいろいろやばかったですよ−。